高級マンションに暮らす奈緒は、愛人として社長の大輔に囲われて2年。しかし、今夜は奈緒が絶頂の声を上げ昇り詰めても、大輔はイケなかった。
そんなある日、奈緒の元に昔の愛人・俊之から3年ぶりに電話がかかってくる。彼は不渡りを出して倒産させた過去があり、今回も奈緒の金をあてにしていた。100万円を取り出し、奈緒は俊之を帰そうとするが、俊之は突然襲いかかり、無理やり奈緒を貫く。やがて果てると、彼は借金まみれの自分に嘆き始めた。
ナンバーワンホストの孝弘は、人妻の上客・優子に枕営業の代償として高額なプレゼントも貢がせている。その夜も、孝弘の激しい責めに、優子は歓喜に喘いだ。
奈緒が居酒屋で飲んでいると、若い女性の張り上げる声が聞こえてきた。孝弘と清純そうな美穂が対座していた。ふたりは親同士が決めた許婚だったが、孝弘は故郷へ帰る気も美穂と結婚する気もなかった。彼が今の仕事はホストだと言うと、美穂はグラスの酒をぶっかけ、店を飛び出した。
孝弘が自宅に戻ると、美穂がベッドにぽつんと座っていた。物心ついた時から孝弘のお嫁さんになると教えられてきた美穂は、ずっと彼のことしか考えてこなかった。泣きじゃくる美穂を、孝弘は優しく抱きしめ、経験のない彼女に慎重に腰を沈めていく。一方、美穂を見た奈緒は彼女に昔の自分を重ね合わせ…。